ぷるぷる猫プリンの発祥はどこ?韓国元祖説と日本上陸の全真相
お皿を前後に揺らすと、まるで生きているかのようにプルプルとユーモラスに波打つ「猫プリン」。TikTokやInstagramのリール動画を起点に世界的な大バズりを記録し、2026年現在もカフェの看板メニューや手作りスイーツの定番として幅広い世代に親しまれています。スプーンで軽く叩く仕草や愛らしいフォルムは、SNS時代を象徴するショート動画コンテンツとして完璧な中毒性を備えていました。
しかし、その爆発的な拡散の裏で「そもそも猫プリンの発祥はどこなのか?」「韓国発祥と紹介される一方で、日本のデザインが元祖ではないのか?」という起源をめぐる疑問や議論がネット上で絶えません。韓国のカフェ文化が生んだギミックの真相から、日本国内での報道トラブル、新大久保や大阪への上陸ルート、さらには自宅で作れる最新レシピ事情まで、徹底的な調査報道ベースで全貌を解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:火付け役となった「揺れるスイーツ」としての発祥は韓国・ソウルのカフェであり、立体シリコン型と弾力あるパンナコッタ生地の融合から誕生した。
- 要点2:一方で猫の立体造形に関しては、日本のデザイナー・森井ユカ氏が2019年に発表した「コネコカップ」の影響が指摘されており、メディアの誤認報道が議論を呼んだ。
- 要点3:現在は新大久保や大阪・鶴橋などのコリアンタウンから全国へ定着し、100均やAmazonの型を使った自宅再現レシピも確立されている。
【発祥の真相】韓国カフェが火付け役?元祖の店と日本上陸の全経緯
SNSで爆発的に拡散された「ぷるぷる揺れる猫プリン」の直接的な発祥は、韓国・ソウル市内のトレンド発信エリア(弘大・聖水など)に位置するコンセプトカフェです。2023年前半、韓国ではまずウサギをモチーフにした「トッキプリン(トッキ=韓国語でウサギ)」が火付け役となり、現地インフルエンサーの間で爆発的な動画再生数を記録しました。
このウサギプリンの爆発的成功を受け、バリエーションとして開発されたのが「コヤンイプリン(猫プリン)」です。従来のカスタードプリンとは異なり、生クリーム、牛乳、そしてゼラチンを絶妙な比率で配合したパンナコッタベースの生地を立体シリコン型に流し込み、極限まで柔らかさを保ちながら自立させるというパティシエの試行錯誤から生まれました。
日本への上陸は極めてスピーディーでした。2023年秋から冬にかけて、コリアンカルチャーの発信地である東京・新大久保の韓国系カフェ(「NAMCHINI 82cafe」など)が相次いで導入。開店前から長蛇の列ができる社会現象となり、情報番組やWEBメディアが一斉に取り上げたことで、わずか数か月で日本全国のカフェや喫茶店へと波及していきました。

ネットで物議を醸した「発祥論争」|NHKの報道訂正とコネコカップの事実
猫プリンのブームが最高潮に達する中、ネット上では「発祥の地」をめぐる大きな論争が巻き起こりました。その契機となったのが、2024年8月に放送されたNHKの生放送情報番組『午後LIVE ニュースーン』での報道です。
番組内で猫プリンを「韓国発祥のスイーツ」として大々的に紹介したところ、視聴者やデザイン関係者から強い疑問の声が上がりました。実は、猫が丸まって座っている特徴的なフォルムは、有限会社アッシュコンセプトが2019年に発売した立体成形プロダクト「コネコカップ(+d / デザイナー:森井ユカ氏)」のデザインと酷似していたためです。
森井ユカ氏が手掛けた「コネコカップ」は、砂浜や雪の上、あるいは料理の盛り付けで手軽に立体的な猫のシルエットを作れるプロダクトとして国内外でデザイン賞を受賞し、大ヒットを記録していました。韓国のカフェ業者が市販のシリコン型や類似の型を用いて「揺れるプリン」としてメニュー化した経緯があり、純粋な造形としてのルーツは日本にあるのではないかという指摘が相次いだのです。
NHK側はその後、文脈の補足を行いましたが、この出来事は「フードの食感・動画ギミックとしての発祥(韓国)」と「立体猫造形のデザインルーツ(日本)」という、カルチャー受容における複雑なねじれを象徴する事例として広く知られることとなりました。
【比較検証】韓国トッキプリンと猫プリンのスペック・特徴一覧
世界的なトレンドとなった動物プリンシリーズですが、形状や発祥の背景、使用されるフレーバーには明確な違いが存在します。主要なバリエーションの仕様と特徴を比較整理しました。
| 項目 | 猫プリン(コヤンイプリン) | ウサギプリン(トッキプリン) | コネコカップ(原型デザイン) |
|---|---|---|---|
| 発祥・誕生国 | 韓国(メニュー化)/ 日本(造形影響) | 韓国・ソウル | 日本(2019年発売) |
| ベース生地 | ミルクパンナコッタ(ゼラチン凝固) | ミルクプリン / 杏仁ベース | 樹脂製オブジェ用型(食材汎用) |
| 揺れ方の特徴 | 背中とお尻が波打つダイナミックな振動 | 耳と頭部が細かく震える繊細な振動 | (成形対象の素材による) |
| 主なフレーバー展開 | ミルク(白)、イチゴ(ピンク)、抹茶、黒ごま | プレーンミルク、マンゴー、チョコ | ご飯、砂、雪、ゼリーなど多用途 |
| カフェ平均価格帯 | 650円〜900円(税込) | 600円〜850円(税込) | 本体定価 1,800円〜(税別) |

なぜここまで流行ったのか?Z世代の心理とショート動画のバズ構造
猫プリンが単なる一過性のブームに留まらず、広範な拡散を記録した背景には、現代のソーシャルメディアアルゴリズムと若年層の消費心理が高度に合致した必然性があります。
第一に、「動画でなければ魅力が伝わらない」という強力な動的フックです。従来のスイーツは写真1枚の「映え」で完結していましたが、猫プリンはお皿を揺らしたときの反復運動や、スプーンの背で叩いたときのコミカルな弾力こそが本体です。これがTikTokやInstagramリールの「冒頭1〜2秒で視聴者を惹きつける」というアルゴリズム要件に完璧に合致しました。
第二に、心理学でいう「アフォーダンス(思わず触りたくなる行為の誘発)」です。目の前にぷるぷるとした立体物が置かれた際、人間は無意識に「揺らしてみたい」「動画に収めて友人と共有したい」という能動的な参加欲求を刺激されます。カフェで食べる行為自体が単なる味覚消費ではなく、「エンタメ体験の共創」へと昇華したことが大流行の最大の要因です。
【実態検証】東京・新大久保から大阪まで!食べられる名店と現場レビュー
日本国内において、本場のクオリティと圧倒的な揺れを楽しめる代表的な実店舗の現場状況をレポートします。
東京エリア:トレンドを牽引する新大久保と渋谷の注目店
ブームの発信基地である新大久保では、「NAMCHINI 82cafe(ナムチニカフェ)」が圧倒的な知名度を誇ります。ここでは定番のホワイト(ミルク味)に加え、ストロベリーやチョコなど多彩なカラーバリエーションを展開。週末には20代女性やカップルを中心に1時間以上の行列が発生することも珍しくありません。
また、渋谷や原宿の最新韓国カフェでもメニュー導入が進んでおり、トッピングにフルーツソースやアイスクリームを添えてデザートとしての完成度を高めた進化系プレートが人気を集めています。
大阪エリア:道頓堀・鶴橋コリアンタウンの実力派店舗
西日本エリアの中心地である大阪・鶴橋コリアンタウンや心斎橋周辺でも、猫プリンの熱気は冷めやらぬ勢いです。道頓堀のテイクアウト併設カフェや鶴橋の隠れ家風カフェでは、お皿を揺らす専用のミニトレイが提供されるなど、撮影に特化したサービスが充実しています。食感は東京に比べてやや濃厚でクリーミーなパンナコッタ寄りの仕上がりが多く、スイーツとしての満足度も高く評価されています。

自宅で完全再現!100均型・Amazon型と失敗しない簡単黄金レシピ
「お店に行かなくても家で作って動画を撮りたい」という需要に応え、現在では自宅での再現ノウハウが確立されています。
1. シリコン型の入手ルート(100均 vs Amazon)
初期はネット通販でしか手に入らなかった猫プリン型ですが、現在はダイソーやセリアなどの大手100円ショップの製菓コーナーでも類似の立体アニマルシリコン型が販売されています。ただし、細部のディテールや一度に作れるサイズ感、取り出しやすさを重視する場合は、Amazonや楽天市場で流通している厚手の上質シリコンモールド(約500円〜1,200円)を選ぶと失敗が格段に減ります。
2. ぷるぷる揺れる黄金比率レシピ(型1個分)
猫プリンの成否を分けるのは、「自立する強度」と「波打つ柔らかさ」の臨界点を見極める粉ゼラチンの分量です。
- 牛乳:150ml
- 生クリーム(乳脂肪分35%以上):50ml
- グラニュー糖:20g
- 粉ゼラチン:4g(液体合計200mlに対して2%の比率が黄金比)
- バニラエッセンス:少々
【失敗しない調理のコツ】:ふやかしたゼラチンをしっかり煮溶かした後、氷水に当ててとろみがつくまで冷やしてから型に流し込んでください。また、型から外す際は、型の外側を約40度のぬるま湯に2〜3秒浸すと、表面がわずかに溶けてツルンと美しくお皿に着地します。
【プロの結論】体験価値を求める人と本格パティスリーを求める人の判断基準
猫プリンは、「友人や家族と盛り上がるエンタメ体験」や「SNSへのクリエイティブな投稿」を最優先する人にとって最高のコンテンツです。一方で、伝統的なフランス菓子のような重層的な風味や、卵とカラメルが織りなすクラシックなカスタードプリンのコクを純粋に求める人には、ややゼラチン感が強く感じられる場合があります。用途やシーンに合わせて選択することが満足度を高める鍵です。
【猫プリン 発祥】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:猫プリンの元祖となる発祥の店はどこですか?
A1:韓国・ソウル市内のトレンドカフェで提供され始めた「トッキプリン(ウサギプリン)」および「コヤンイプリン(猫プリン)」が元祖とされています。特定の1店舗だけでなく、ソウルのカフェクリエイターたちによって同時多発的・連続的にギミックが洗練され、世界的なトレンドへと発展しました。
Q2:日本の「コネコカップ」との違いは何ですか?
A2:「コネコカップ」は日本のデザイナー・森井ユカ氏が2019年に発表した立体造形プロダクト(砂や料理の型)です。韓国のカフェで流行した猫プリンはその造形美をヒントに、揺れるパンナコッタスイーツとして再構築・メニュー化されたという経緯を持っています。
Q3:100均の材料だけでもお店のようにぷるぷるに揺れますか?
A3:十分に再現可能です。ダイソーやセリアのシリコン型を使用し、牛乳・生クリーム・粉ゼラチンの比率(液体量に対して粉ゼラチン2%前後)を厳密に計量して作れば、カフェクオリティの激しく揺れる猫プリンが自宅で完成します。
まとめ:ギミックから定番へ進化した猫プリンが示す未来
ぷるぷるとユーモラスに揺れる猫プリンは、「日本の洗練された立体造形デザイン」と「韓国のダイナミックなカフェトレンド&動画マーケティング」が交差して生まれたSNS時代のマスターピースといえます。単なる一過性の流行を超え、現在では家庭で楽しむ手作りスイーツや、カフェの定番アトラクションメニューとして確固たる地位を築きました。
カフェ巡りで本場の弾力を味わうもよし、100均やネット通販の型を手に入れて自宅でオリジナルの揺れる動画撮影に挑戦するもよし。視覚と触覚、そして味わいで五感を刺激する猫プリンの魅力を、ぜひリアルに体感してみてください。 (出典: 猫プリン 発祥(Yahoo!ニュース))